日中の眠気を引き起こす
「睡眠中の呼吸停止」
に対して治療を行います。
こんな症状はありませんか?
◯寝ている間
・大きな呼吸とともにいびきをかき始める
・急に呼吸が止まる
・呼吸が乱れるほど息苦しさを感じる
・むせる
・不眠 , 中途覚醒
・夜間頻尿
・寝汗をかく
◯起きたとき
・よく口が渇いている
・頭痛、頭重感を感じる
・いくら寝ても熟睡感がない
◯起きているとき
・運転中に眠る恐れがある程、強い眠気を感じる
・倦怠感・疲労感をいつも感じている
睡眠時無呼吸症候群
(SAS / Sleep Apnea Syndrome)とは?
寝ている本人は気づいていなくても、寝ている間に脳や身体に大きな負担がかかっています。
その結果、日中に強い眠気や倦怠感、集中力の低下が引き起こされ、仕事や様々な活動に影響します。
SASの定義・重症度分類
一晩(7時間)の睡眠中に30回以上の無呼吸(10秒以上の呼吸気流の停止)があり、そのいくつかは non-REM期にも出現するものをSASと定義します。
1時間あたりでは、無呼吸回数が5回以上でSASとみなされます。
【重症度分類】
睡眠1時間あたりの「無呼吸」の合計回数をAHI(Apenea Hypopnea Index)=無呼吸低呼吸指数と呼び、この指数によって重症度を分類します。
なお、低呼吸とは、換気の明かな低下に加え、 動脈血酸素飽和度(SpO2)が3~4%以上低下した状態、もしくは覚醒を伴う状態を指します。
軽症 5≦AHI<15
中等症 15≦AHI<30
重症 30≦AHI
睡眠時無呼吸及び
低呼吸の原因としくみ
そのため、肥満体の人、首が短く太い人、顎が小さい人に多く、もともと気道が狭い構造になっている上に、
睡眠中には、舌根などが上気道に落ち込みやすくなります。
また、睡眠中は筋肉が弛緩するのでただでさえ無呼吸が起こりやすい状態になるのです。
生活習慣の是正をしましょう
仰向けに寝ると、気道が狭くなることがあります。そうならないように身体を横向きにしたまま寝るように 工夫してみると症状が良くなることがあります。
適正体重の維持
太りすぎないことが重要です。喉や首まわりの脂肪沈着が発症に大きく関与します。
お酒に注意
アルコールによって筋肉が弛緩するため、首や喉まわり、上気道を支える筋肉も緩みます。 そのため気道の閉塞を引き起こしやすくします。
『もしかしたら!?』
早めの受診が肝心です!
『疲れているから』、『いつものこと』で済まされない事態を招いてしまう前に、早めの対処が大切です。
※自宅でも取り扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる簡易検査があります。