【重要】健康保険証の取り扱い変更に関するお知らせ

平素より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

国の制度変更に伴い、2025年12月2日(火)以降、現在お使いの健康保険証(紙・カード型)が使用できなくなります。
12月2日以降は、以下のいずれかをご持参のうえ、ご来院いただきますようお願いいたします。

受診時にご持参いただくもの

1. マイナ保険証(マイナンバーカード)
マイナンバーカードを健康保険証として利用する方法です。当院の受付にあるカードリーダーで読み取ることで、保険資格の確認が行えます。
まだマイナンバーカードをお持ちでない方は、早めの申請をおすすめいたします。

スマートフォンでのマイナ保険証の利用も可能です。詳細は下記よりご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001507615.pdf

2. 資格確認書
資格確認書とは、マイナンバーカードを健康保険証として利用していない方に対して、ご加入の健康保険組合などから発行される書類です。

<資格確認書の特徴>
・現在の健康保険証と同様に、保険診療を受ける際に使用できます
・有効期限は最長5年間です(保険資格に変更があった場合は再発行が必要です)
・申請方法や発行時期については、ご加入の健康保険組合(協会けんぽ、健康保険組合、国民健康保険など)にお問い合わせください

ご注意いただきたいこと

・2025年12月2日以降、現在の健康保険証では保険診療を受けることができません
・マイナ保険証または資格確認書がない場合、一旦全額自己負担(10割負担)でのお支払いとなり、後日ご自身で保険者への払い戻し手続きが必要となります

ご不明な点がございましたら、当院受付または加入されている健康保険組合にお問い合わせください。

患者様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

お問い合わせ先

当院受付窓口または、ご加入の健康保険組合まで

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オンラインHDF(血液濾過透析)とは?

 

 

血液透析療法と血液濾過療法の長所を組み合わせた治療です。通常の血液透析療法に加え、血液回路を介し浄化された透析液(ウルトラピュア)を直接血液中に補液し、β2ーミクログロブリン、サイトカイン、補体因子等の分子量の大きい物質の除去に優れています。

オンラインHDF(血液濾過透析)に期待される効果

 

・透析アシドーシスに伴う関節痛の改善
・皮膚搔痒感の改善

・不眠、イライラの改善

・食欲不振、栄養障害の改善

・低血圧等の透析困難症の改善

・レストレスレッグ症候群(ムズムズ)の改善

 

以上のように透析における長期合併症の進行が抑えられる事により、QOLの向上生命予後の改善が期待されます。

ABI検査とは?

 

ABI検査とは、動脈硬化の進行程度を数値化して表したものです。 この検査により、動脈硬化の程度、早期血管障害を確認できます。 ABI検査では、血管の内腔が狭くなる「アテローム動脈硬化」の進行程度や動脈血管の狭窄や 閉塞等が推定できます。又、大体の血管年齢が分かります。

SPP検査とは?

 

SPP検査とは、皮膚レベルの微小環境の指標、つまり毛細血管に血流がどの程度あるかを調べる検査です。毛細血管を調べることができるという点がABI検査と異なります。

 

SPP検査では、動脈硬化が進行すると(抹消動脈疾患*により)、足の冷感・しびれ・皮膚の青白さ間欠性破行(少し歩くと足が痛み歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになる)・安静時も足が痛む・皮膚の潰瘍、壊死等の症状が現れます。そのような方への有益な検査です。

*抹消動脈疾患(PAD):足の動脈が狭くなったり詰まったりした結果、血流の流れが悪くなった状態を言います。 リスクファクターとしては、 糖尿病、喫煙、高血圧、高脂血症、高齢者(アテローム動脈硬化)、肥満、運動不足、慢性腎不全等が知られてます。

 

シャント造設術について

 

血液透析を行うには、まずシャントが必要になります。シャントとは、静脈を動脈に縫い合わせて繋ぐことにより、動脈血を直接静脈に流す手術です。

 

 

症例:シャント血管の狭窄があり、血管造影検査を施行

シャント血管上の狭窄が確認され、シャントPTA治療にて拡張された造影写真

 

経皮的血管形成術(PTA)について

 

PTAとは、シャント血管の狭くなったり、詰まったりした部分に、バルーンカテーテル(カテーテルの先端に小さな風船がついたもの)を使って内側から圧力をかけ、拡張を行う治療のことです。

 

シャント造影検査を行い、狭窄が見つかった場合に行います。PTAを施行することによって、現在使用しているシャントを長持ちさせることができます。

 

シャント血管は、流速の早い大量の血液が長期に流れることによる血管壁の障害や、日々の透析での穿刺・止血の繰り返しにより、狭くなったりつまったりします。

 

当院は、可能な限り今あるシャントを長期間使用する方針で、日頃から透析室のスタッフがシャント音や静脈圧を見ています。定期的にシャントエコーまたはシャント造影による狭窄の確認も行っており、閉塞する前に効果的にPTA治療を行うことができます。