一般の歯科診療所では
診察を受けられない方を
対象にした障がい者歯科外来

障がい者の方の口腔ケアの充実と機能回復を目指して、
一般の歯科医院では対応が困難な方に対して
障がい者歯科専門医が歯科医療を提供しています。

疾患・障がい・個人の特性に配慮した上で、日帰り全身麻酔など、
歯科麻酔科医による全身管理下の歯科治療も実施しています。

重度の障がいがあるので、一般の歯医者さんに通いづらい・・・
じっと出来ないから、治療できるのか心配・・・
そんなお悩みの方も安心して治療いただける歯科外来です。

 

 診療内容

・障がい者、有病者の歯科治療の全身管理
・歯科恐怖症や著しい嘔吐反射により通常での治療が困難な方への全身管理
・歯科小手術における全身管理

 受診の申込方法

予約
必ずお電話で予約して下さい。 患者さんの氏名、年齢、障がいの程度などをお伺いします。

受診
初診時は医療面接、口腔内診査などを行います。 全身麻酔が可能かどうか麻酔科医が診察します。

術前検査・説明
血圧、心電図、採血、採尿、胸部エックス線撮影、呼吸機能検査を行います。 注意事項、診療内容の説明、診療日の決定を行います。

お電話でのご予約はこちら

TEL. 049-255-3929

 診察にあたって

付き添いが必要な方は、同伴をお願いします。身軽な服装でお越し下さい。
治療費は、健康保険法に基づいてお支払い下さい。
また「健康保険証」「重度心身障がい者医療費受給者証」等は、必ずご持参下さい。

 スタッフ

歯科医師、歯科衛生士、医師、看護師
麻酔専門医、歯科麻酔科医 在籍

 診療科目

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オンラインHDF(血液濾過透析)とは?

 

 

血液透析療法と血液濾過療法の長所を組み合わせた治療です。通常の血液透析療法に加え、血液回路を介し浄化された透析液(ウルトラピュア)を直接血液中に補液し、β2ーミクログロブリン、サイトカイン、補体因子等の分子量の大きい物質の除去に優れています。

オンラインHDF(血液濾過透析)に期待される効果

 

・透析アシドーシスに伴う関節痛の改善
・皮膚搔痒感の改善

・不眠、イライラの改善

・食欲不振、栄養障害の改善

・低血圧等の透析困難症の改善

・レストレスレッグ症候群(ムズムズ)の改善

 

以上のように透析における長期合併症の進行が抑えられる事により、QOLの向上生命予後の改善が期待されます。

ABI検査とは?

 

ABI検査とは、動脈硬化の進行程度を数値化して表したものです。 この検査により、動脈硬化の程度、早期血管障害を確認できます。 ABI検査では、血管の内腔が狭くなる「アテローム動脈硬化」の進行程度や動脈血管の狭窄や 閉塞等が推定できます。又、大体の血管年齢が分かります。

SPP検査とは?

 

SPP検査とは、皮膚レベルの微小環境の指標、つまり毛細血管に血流がどの程度あるかを調べる検査です。毛細血管を調べることができるという点がABI検査と異なります。

 

SPP検査では、動脈硬化が進行すると(抹消動脈疾患*により)、足の冷感・しびれ・皮膚の青白さ間欠性破行(少し歩くと足が痛み歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになる)・安静時も足が痛む・皮膚の潰瘍、壊死等の症状が現れます。そのような方への有益な検査です。

*抹消動脈疾患(PAD):足の動脈が狭くなったり詰まったりした結果、血流の流れが悪くなった状態を言います。 リスクファクターとしては、 糖尿病、喫煙、高血圧、高脂血症、高齢者(アテローム動脈硬化)、肥満、運動不足、慢性腎不全等が知られてます。

 

シャント造設術について

 

血液透析を行うには、まずシャントが必要になります。シャントとは、静脈を動脈に縫い合わせて繋ぐことにより、動脈血を直接静脈に流す手術です。

 

 

症例:シャント血管の狭窄があり、血管造影検査を施行

シャント血管上の狭窄が確認され、シャントPTA治療にて拡張された造影写真

 

経皮的血管形成術(PTA)について

 

PTAとは、シャント血管の狭くなったり、詰まったりした部分に、バルーンカテーテル(カテーテルの先端に小さな風船がついたもの)を使って内側から圧力をかけ、拡張を行う治療のことです。

 

シャント造影検査を行い、狭窄が見つかった場合に行います。PTAを施行することによって、現在使用しているシャントを長持ちさせることができます。

 

シャント血管は、流速の早い大量の血液が長期に流れることによる血管壁の障害や、日々の透析での穿刺・止血の繰り返しにより、狭くなったりつまったりします。

 

当院は、可能な限り今あるシャントを長期間使用する方針で、日頃から透析室のスタッフがシャント音や静脈圧を見ています。定期的にシャントエコーまたはシャント造影による狭窄の確認も行っており、閉塞する前に効果的にPTA治療を行うことができます。