男性専門外来 MEN’S HEALTH
男性専門外来 MEN’S HEALTH
みずほ台サンクリニックでは、家族にも友人にも相談できないような男性特有の悩み(性病、ED、AGAなど)、中高年以降の男性ホルモン低下による男性更年期障害などに対応する男性専門外来を開設いたしました。
男性専門外来の特徴は、男性医師が診察いたしますので、女性医師には話しづらいことも安心してご相談いただけます。お電話でのご予約や受付時に「男性外来希望」の旨をお伝えいただければ、診察室以外で詳しい症状をお伺いすることはございません。
主な治療内容 TREATMENT
各種性感染症(STD)
男性の性感染症(STD)は、一般のカップル間でも多く起こる感染症です。
必ずしも自覚症状があるわけではないため、見逃されることも多いです。その結果知らないうちに感染が拡大したり、病気が進行したりしてしまうことも少なくありません。
男性の性感染症が進行してしまうと、睾丸や全身に症状が進行してしまい、不妊の原因や場合によっては命に関わるような疾患が発症するようなケースもあります。
まずは、男性の性感染症にはどういった症状のものがあるのか知って早期対処することが大切です。
クラミジア感染症
クラミジア感染症は性感染症の中でも最も多いといわれています。
感染してから発症するまでに2~4週間前後かかり、男女ともに症状が出ないことが多いです。
主な症状
- 尿道のむず痒さや不快感、排尿痛など
- 膿が尿道から出ることもある(膿は透明でサラサラとしたもの)
※咽頭に感染することもあり、咽頭の場合はほとんど症状はありません。
淋病
男性に多いと言われる性感染症で、女性に比べると症状が出やすくなっています。
主な症状
- 尿道に激しい痛み
- 多量の膿の分泌(膿の色は白や黄色がかったような色で粘り気がある)
※咽頭に感染することもあり、咽頭の場合はほとんど症状はありません。
梅毒
ここ10年で爆発的に増えている性感染症です。梅毒は放っておくと心臓や脳まで感染が広がって死に至る病気です。治療法が見つかる前の中世の時代は「神の呪い」ともいわれておりました。また女性が感染したまま妊娠すると、お腹の中の赤ちゃんが先天梅毒(精神発達遅延、心奇形、肝脾腫、難聴、失明、全身発疹、歯発育異常など)になってしまうリスクがあります。
主な症状
段階によって症状が変わります。
第1期(感染~約3週間) | 陰部に痛みのないしこり、潰瘍、足の付け根のリンパ節の腫れ |
---|---|
第2期(感染~数か月) | 全身の淡い発疹(かゆみはほぼ無)、手掌や足底に円形の皮疹、のどの腫れ、難治性口角炎、斑状脱毛、扁平ないぼなど |
第3期(感染~数年) | 骨・胃・肝臓・腎臓などにゴムのような腫瘍 |
第4期(感染~10年以上) | 心血管系、中枢神経系が侵され死に至る |
性器ヘルペス
一度感染すると、体内からヘルペスウイルスを取り除くことはできません。ウイルスは生涯に渡って腰の神経節に潜伏し、免疫が低下した時に再発します。
主な症状
- 性器に小さな水膨れが現れ、痒みや痛みを伴う
- 太もものリンパ節に腫れが出る
- 発熱や全身の倦怠感(特に初感染の時)
トリコモナス
原虫の仲間で、検査で検出しにくいだけで実はかなりの感染者がいることがわかっております。男女ともに無症状のことが多いです。
主な症状
- ほとんど無症状(あっても軽い排尿の違和感)
カンジダ
女性に比べると男性には感染が少ないとされる性感染症です。亀頭にカビの一種であるカンジダが付着して炎症を起こします。糖尿病の方は、性行為が無くても検出されるとが多いです。
主な症状
- 痒み
- ただれ(赤み)
- 白いカス
B型肝炎
感染力が強いウイルスのため、性行為だけではなく、カミソリや歯ブラシの共用による分泌液との接触や、タトゥーなどにおけるハリや注射の回し使いなどによる血液接触で感染することもあります。
※輸血による感染はほとんど起こらないとされています。
主な症状
- 倦怠感
- 黄疸
- 吐き気
- 尿が濃い黄色になる
ほとんどの性感染症の治療は、抗生物質の服用で行います。注射や点滴を行う場合もありますが、入院や手術が必要になることはめったにありません。
自然治癒はほとんどなく、症状がなくても放置すれば病気は進行していきます。パートナーに移してしまうリスクもありますので、性感染症が気になる場合は、早めに受診してください。
ED
EDとは、Erectile Dysfunctionの略で、勃起不全や勃起障害とも呼ばれています。
EDは年齢を重ねるほど増えるようなイメージがあるかもしれませんが、若年層や中高年など幅広い層の方がEDのお悩みを抱えています。
周りには相談しにくいことで一人で抱え込んで精神を病んでしまい、更に症状が悪化するような場合も少なくありません。別の要因として糖尿病や高血圧が原因になっていることもあります。その場合、放っておくと心筋梗塞や脳梗塞になってしまうこともありえます。
当院の専門医に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
EDの主な原因
01
POINT
心因性
精神的なストレスは人それぞれ異なり、仕事や人間関係など日常的な生活のストレスがEDに繋がることがとても多いです。
また、性交渉が上手くいかなかった経験がトラウマとなり、極度の緊張でEDが生じるようなこともあります。
02
POINT
器質性
加齢により血液循環が悪くなることや、糖尿病や高血圧などの生活習慣病で動脈硬化が生じていることが原因として挙げられます。
また、脳腫瘍や脊椎損傷、前立腺手術後など神経が損傷するような病気やケガの場合にもEDが起こりやすくなります。
03
POINT
混合性
混合性は、心因性と器質性の2つが原因で起こるEDです。
神経や血管に何らかの障害や損傷があることでEDが起こるだけではなく、このことが原因で勃起しなかったことが性交渉への不安やストレスとなり、EDが助長されます。
EDの内服薬治療
陰茎の血管の拡張を維持させる作用のある内服薬を用い、勃起をサポートします。
当院では3種類の内服薬の中で、患者様の状態に合わせたお薬を処方いたします。
ED内服薬の比較表 | |||
---|---|---|---|
ED薬種類 | シルデナフィル (バイアグラ) |
バルデナフィル (レビトラ) |
タダラフィル (シアリス) |
用量 | 25mg/50mg | 10mg/20mg | 10mg/20mg |
効果が出てくるまでの時間 | 30〜60分 | 15〜30分 | 1〜3時間 |
効果持続時間 | 3〜5時間 | 5〜8時間 | 24〜36時間 |
食事の影響 | 大 | 小 | ほぼ無し |
副作用 | (共通の副作用)ほてり、頭痛、鼻詰まり、目の充血、動悸など | ||
光がピンクor青く見える | 胃の不快感 | 筋肉痛(背中など) |
ED内服薬の料金 | ||
---|---|---|
内服薬 薬剤名 | 1錠あたりの金額 | 10+1錠の金額(1錠無料) |
シルデナフィル25mg(バイアグラ) | 700円 | 7,000円(636円/錠) |
シルデナフィル50mg(バイアグラ) | 1,100円 | 11,000円(1,000円/錠) |
バルデナフィル10mg(レビトラ) | 1,300円 | 13,000円(1,182円/錠) |
バルデナフィル20mg(レビトラ) | 1,500円 | 15,000円(1,364円/錠) |
タダラフィル10mg(シアリス) | 1,300円 | 13,000円(1,182円/錠) |
タダラフィル20mg(シアリス) | 1,500円 | 15,000円(1,364円/錠) |
EDの幹細胞培養上清液注射
(エクソソーム注射)
EDの治療としては、内服薬を最初に試すことが多いですが、効果が出にくい方や副作用が強く出てしまう方、また、心血管疾患に罹患しているなどで内服できない方もいます。
そのような方にとって、次の選択になるのが幹細胞培養上清液注射(エクソソーム注射)です。
幹細胞培養上清液注射(エクソソーム注射)とは?
そもそも幹細胞培養上清液とは、乳児の歯やへその緒などから採取した幹細胞(すべての細胞に分化していく大元となる細胞)を培養させたときに放出される、様々な成長因子などを含んだ液体です。
エクソソーム、サイトカインなどを含んだ成長因子が含まれている幹細胞培養上精液を陰茎の根元・陰茎海綿体に注射することで、陰茎の血管を再生していくことができるのです。そのため、根本的な治療が可能になります。
幹細胞培養上清液注射(エクソソーム注射)治療の流れ
施術室のベッドに横になります。
(立ったまま行うこともあります)
陰茎の血管に針をさすところを消毒します。
幹細胞培養上清液(エクソソーム)を0.5~1A(0.5~1.0cc)、陰茎の数カ所に注入します。
※非常に細い針を使用するので痛みはほとんど感じなく、痛みによって通院を断念する方はいらっしゃいません。
副作用
頻度が多いものとしては注射部位の内出⾎・⾚みなどがあります。その他稀なものとしては、尿閉、⾎尿、持続勃起症、⾎腫などがあります。日頃より内服している薬によって特有の副作用が生じうるので、治療前に必ず医師か看護師にお申し出ください。
ED幹細胞培養上清液注射(エクソソーム注射)の説明・料金 | |
---|---|
ED薬種類 | 幹細胞培養上清液注射(エクソソーム注射) |
用量 | 0.5~1A(0.5~1.0cc)を数か所に注入 |
効果が出てくるまでの時間 | 翌⽇には効果を実感できる⽅もいれば、ゆっくりと実感される⽅もいる |
効果持続時間 | 注射頻度や体質による個人差が大きい |
食事の影響 | なし |
副作用 | 頻度が多いものとしては注射部位の内出⾎・⾚みなど。その他、尿閉、⾎尿、持続勃起症、⾎腫など |
料金 | 100,000円/cc |
男性更年期障害
病気ではないのに、中高年男性で「なんとなく不調」「突然のほてりや発汗」などが続けば、男性更年期障害かもしれません。
女性特有と思われがちな更年期の症状は、男性にも現れます。男性ホルモン(テストステロン)の低下やバランスの乱れが原因とされています。テストステロンは、20歳ごろをピークに徐々に減少していきますが、40歳を過ぎたころから減少スピードが早まり、またストレスや疲労がテストステロンを急激に減少させ、体のバランスが崩れ、さまざまな不調を引き起こします。
男性更年期障害の主な症状
男性ホルモンのテストステロンが減少する大きな理由は、加齢、環境の変化やストレス、睡眠不足といわれています。
男性ホルモンは、いわゆる筋骨隆々の肉体や性機能だけに働くのではなく、認知機能や血管の健康にも関係しています。
CASE 01
身体症状
- 関節症、筋肉痛
- 疲れやすい
- 発汗やほてり
- 肥満(メタボリックシンドローム)
- 頻尿
CASE 02
精神症状
- イライラ
- 不安、パニック
- うつ
- 興味や意欲の喪失
- 集中力や記憶力の低下
CASE 03
性機能症状
- ED
- 性欲低下
- 睡眠、運動や食事などの生活習慣の改善
- 漢方薬の処方
- プラセンタ注射
- 男性ホルモン補充法
※保険適用の場合は、テストステロン製剤の筋肉注射
AGA
AGAとはAndoro Genetic Alopeciaの略称で、男性型脱毛症と呼ばれています。
ストレスなどで起こる円形脱毛とは異なり、進行性の薄毛・抜け毛を指します。多くは生え際や頭頂部から薄くなり、遺伝や男性ホルモンの影響などが原因で起こると考えられています。
中高年だけではなく20代や30代といった世代でも、AGAでお悩みの方は多いです。
進行型性なので、放っておいても薄毛が改善することはありませんので、今より進行しないように早期から治療を始めることが大切です。
AGAの主な症状と特徴
AGAにおける脱毛症の進行には様々なパターンがあり、日本人は額や頭頂部から進行していくタイプが多いといわれています。
AGAの主な進行パターンは次のものが挙げられます。
CASE 01
M字型
額の生え際のこめかみに近い部分が後退し、上から頭を見るとM字に見えるタイプです。
額の生え際の中央部分は後退せず、左右のこめかみに近い部分が後退していきます。
CASE 02
O字型
頭頂部から薄毛が進行していくタイプで、丸く薄毛が進行するためアルファベットのO字型に見えます。
自分で鏡を見ても確認が難しい場所なので、人に指摘されて気付く場合も多いです。
CASE 03
U字型
額の生え際全体が後退していくタイプで、結果的にU字に見えます。M字型と
O字型が同時に進行していくタイプです。
頭皮の血行を促進する薬と抜け毛の原因となるDHT(デヒドロテストステロン)の合成を抑制する薬を処方します。また、幹細胞培養上精液を頭皮に注射する治療法もあります。
AGA治療では薬を用いた治療だけではなく、生活習慣の乱れを改善することや頭皮環境を整えることも大切です。
そのため、薬の処方だけではなく食事や生活の指導、注意点などもご提案しております。
担当医師のご紹介 SPECIALIST DOCTOR
- お名前
- 板東 大晃(ばんどう ともあき)
- 略歴
-
- 総合病院で全科研修
- 都内クリニックで男性医療に従事
- 男性専門クリニック開設
- 取得資格
-
- テストステロン補充療法認定医
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本医師会認定産業医
- 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
- キレーション認定医
- 厚労省認定オンライン診療研修修了
- メッセージ
- 男性のことは男性である私が一番よくわかっております。男性の方々、一人で悩んでないでライトな気持ちでご来院ください。
- 男性専門外来
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オンラインHDF(血液濾過透析)とは?
血液透析療法と血液濾過療法の長所を組み合わせた治療です。通常の血液透析療法に加え、血液回路を介し浄化された透析液(ウルトラピュア)を直接血液中に補液し、β2ーミクログロブリン、サイトカイン、補体因子等の分子量の大きい物質の除去に優れています。
オンラインHDF(血液濾過透析)に期待される効果
・透析アシドーシスに伴う関節痛の改善
・皮膚搔痒感の改善
・不眠、イライラの改善
・食欲不振、栄養障害の改善
・低血圧等の透析困難症の改善
・レストレスレッグ症候群(ムズムズ)の改善
以上のように透析における長期合併症の進行が抑えられる事により、QOLの向上生命予後の改善が期待されます。
ABI検査とは?
ABI検査とは、動脈硬化の進行程度を数値化して表したものです。 この検査により、動脈硬化の程度、早期血管障害を確認できます。 ABI検査では、血管の内腔が狭くなる「アテローム動脈硬化」の進行程度や動脈血管の狭窄や 閉塞等が推定できます。又、大体の血管年齢が分かります。
SPP検査とは?
SPP検査とは、皮膚レベルの微小環境の指標、つまり毛細血管に血流がどの程度あるかを調べる検査です。毛細血管を調べることができるという点がABI検査と異なります。
SPP検査では、動脈硬化が進行すると(抹消動脈疾患*により)、足の冷感・しびれ・皮膚の青白さ間欠性破行(少し歩くと足が痛み歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになる)・安静時も足が痛む・皮膚の潰瘍、壊死等の症状が現れます。そのような方への有益な検査です。
*抹消動脈疾患(PAD):足の動脈が狭くなったり詰まったりした結果、血流の流れが悪くなった状態を言います。 リスクファクターとしては、 糖尿病、喫煙、高血圧、高脂血症、高齢者(アテローム動脈硬化)、肥満、運動不足、慢性腎不全等が知られてます。
シャント造設術について
血液透析を行うには、まずシャントが必要になります。シャントとは、静脈を動脈に縫い合わせて繋ぐことにより、動脈血を直接静脈に流す手術です。
症例:シャント血管の狭窄があり、血管造影検査を施行
シャント血管上の狭窄が確認され、シャントPTA治療にて拡張された造影写真
経皮的血管形成術(PTA)について
PTAとは、シャント血管の狭くなったり、詰まったりした部分に、バルーンカテーテル(カテーテルの先端に小さな風船がついたもの)を使って内側から圧力をかけ、拡張を行う治療のことです。
シャント造影検査を行い、狭窄が見つかった場合に行います。PTAを施行することによって、現在使用しているシャントを長持ちさせることができます。
シャント血管は、流速の早い大量の血液が長期に流れることによる血管壁の障害や、日々の透析での穿刺・止血の繰り返しにより、狭くなったりつまったりします。
当院は、可能な限り今あるシャントを長期間使用する方針で、日頃から透析室のスタッフがシャント音や静脈圧を見ています。定期的にシャントエコーまたはシャント造影による狭窄の確認も行っており、閉塞する前に効果的にPTA治療を行うことができます。