人工透析 DIALYSIS

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みずほ台サンクリニックの
人工透析治療

当クリニックでは患者様の安全・安心を第一に考え治療にあたるとともに、治療に対しての不安を少しでも和らげられるよう、日々の患者様とのコミュニケーションを大事に考えております。
日々のコミュニケーションの中から、患者様の病態・困っていること・不安に思っていることなどを聞き取り、患者様の個々に合った治療内容を検討し、最適な治療の提案と提供ができるよう考えております。
また早朝から夜間まで、治療開始時間を広く設定することで、患者様のニーズにもできるだけ対応できるよう、スタッフ一丸となって取り組んでおります。

集合写真
透析Drからのメッセージ
透析Dr

透析患者様は、透析治療を受けるために週2~3回通院しています。1回の治療に3~5時間が必要となり、日常生活の負担はかなり大きなものです。
そこで、患者様の日々の時間的な負担を減らし、大切な時間を有意義に過ごしていただける様に、当施設では早朝透析から夜間透析までシームレスに治療を実施しております。
早朝に透析を受けていただくことで、午前中のうちに透析治療を終えることが出来ます。それによって、午後の活動時間が十分に確保されることで、「家族と過ごす時間が増えた」や「夜間の透析終了時間が22:00となっていることで、勤務時間終了後に治療が受けられるようになった」との声も患者様から聞かれています。
私たちスタッフは一丸となり、患者様の安全・安心・快適な透析治療の提供、QOLの向上を心掛け日々治療にあたっております。
患者様とスタッフが気兼ねなく話し合える透析治療を目指します。

みずほ台サンクリニック
人工透析3ポイント
POINT

01 POINT

専門の医師とスタッフによる
確実で安心な治療

当クリニックは、人工透析や腎臓内科、生活習慣病治療の分野において、高度な医療技術と豊富な知識を有する専門の医師とスタッフが揃っています。最新の医療機器を用い、安全で適切な診療を提供するだけでなく、血液濾過透析(オンラインHDF)やシャント手術、経皮的血管形成術(PTA)など幅広い治療に対応しています。また、心のケアを重視したチーム医療を実践し、患者様とじっくり話し合いながら治療方法や食事指導を行います。個々のニーズに寄り添い、納得のいく治療を提供します。

状況により関連施設へご紹介いたしております

専門の医師とスタッフによる確実で安心な治療
患者様のライフスタイルに合わせた透析治療の提供
02 POINT

患者様のライフスタイル
合わせた透析治療の提供

当クリニックでは、患者様の生活リズムに合わせた柔軟な透析治療を提供しています。早朝6:30から夜間22:00まで幅広い時間帯に対応しており、仕事や家事、趣味などと両立がしやすい環境を整えています。さらに、就寝中に治療を行うオーバーナイト透析(導入準備中)も可能です。夜間の時間を有効活用することで、日中の自由な時間を確保でき、生活の質をより向上させることができます。患者様一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、心身への負担を軽減する透析治療を目指しています。

03 POINT

駅チカ&送迎サービス&
提携駐車場有
で便利な通院環境

当クリニックは、最寄り駅から徒歩1分という好立地にあり、通院がとても便利です。また、専属ドライバーによる送迎サービスを実施しており、7:00から対応可能です。専用車両を用いて、患者様のご自宅や介護施設とクリニックを往復する送迎を行います。送迎エリアは他院より広く対応可能です()。公共交通機関を利用しにくい方や遠方の方も安心して通院いただける環境を整えています。どんな状況の方でも安心して治療に専念できる環境を提供します。ご自分で通院をされる患者様には近隣に駐車場も用意がございます。

対応エリアはお問い合わせください。

駅チカ&送迎サービス&提携駐車場有で便利な通院環境
人工透析・オーバーナイト透析
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みずほ台サンクリニック
人工透析に関連する検査治療
TREATMENT

TREATMENT 01

オンラインHDF(血液濾過透析)対応

オンラインHDF(血液濾過透析)対応

血液透析療法と血液濾過療法の長所を組み合わせた治療です。通常の血液透析療法に加え、血液回路を介し浄化された透析液(ウルトラピュア)を直接血液中に補液し、β2-ミクログロブリン、サイトカイン、補体因子等の分子量の大きい物質の除去に優れています。老廃物や毒素をより効果的に除去し、体調の安定や生活の質向上を目指します。

TREATMENT 02

徹底した透析液管理

徹底した透析液管理

患者様が安心して透析を受けられるよう、透析液の品質管理を徹底しています。透析液に不純物が混入しないよう、残留塩素除去装置を導入し、水質を常に適切な状態に保っています。さらに、トキシノメーターを用いた検査を実施することにより、透析液の清浄度を細かくチェック。加えて、エンドトキシンカットフィルタを使用し、細菌や内毒素の除去を徹底しています。こうした万全の管理体制により、高純度で安全な透析液を提供し、患者様の健康を守ります。

TREATMENT 03

シャント治療・経皮的血管形成術(PTA)

シャント治療・経皮的血管形成術(PTA)

血液透析を行うには、まずシャントと呼ばれる血管への手術が必要です。シャントとは、動脈と静脈を繋ぐことで、静脈に動脈血を直接流し、透析に必要な十分な血流を確保するためのものです。しかし、シャント血管は大量の血液が長期間流れることや、透析時の穿刺や止血の影響で狭窄や閉塞を起こすことがあります。
当クリニックでは、シャントのトラブルを未然に防ぎ、長期間使用を可能にするための取り組みを徹底しています。定期的にシャントエコーを実施し、狭窄が確認された場合には、早期に経皮的血管形成術(PTA)を行います。PTAでは、カテーテルの先端に付いたバルーンで血管を内側から拡張し、シャントの血流を回復させます。この治療を適切なタイミングで行うことで、患者様のシャントをできる限り長持ちさせ、安全で快適な透析を支援します。

TREATMENT 04

ABI検査

ABI検査

ABI検査とは、動脈硬化の進行程度を数値化して表したものです。 この検査により、動脈硬化の程度、早期血管障害を確認できます。 ABI検査では、血管の内腔が狭くなる「アテローム動脈硬化」の進行程度や動脈血管の狭窄や 閉塞等が推定できます。又、大体の血管年齢が分かります。

TREATMENT 05

SPP検査

SPP検査

SPP検査は、皮膚レベルの毛細血管の血流状態を評価する検査で、動脈硬化の進行や末梢動脈疾患(PAD)の診断に役立ちます。ABI検査が大きな動脈の血流を測定するのに対し、SPP検査はより細かな血流状態を把握できるのが特徴です。足の冷感やしびれ、間欠性跛行、皮膚の潰瘍や壊死などの症状がある方に有効で、糖尿病や高血圧、喫煙などがリスク要因となるPADの早期発見と治療に貢献します。
ABI・SPPで異常が確認された場合連携病院へ早期にコンサルいたします。

TREATMENT 06

VA検査

VA検査

透析治療を安定して行うためには、バスキュラーアクセス(VA:血液透析用の血管)を良好な状態に保つことが重要です。当クリニックでは、VAの状態を定期的にチェックし、異常を早期発見するための検査を行っています。
シャントエコーを用いた血流評価や、狭窄・閉塞の有無を確認するVA造影検査を実施し、必要に応じてPTA(経皮的血管形成術)を行います。これにより、透析効率の低下やシャント閉塞のリスクを軽減し、安心して透析を継続できる環境を提供します。

透析治療時間のご案内 SCHEDULE

横にスライドできます。

初診 診療時間
6:30〜22:00
7:30〜13:30
23:00〜5:00(オーバーナイト)

休診日は日曜・祝日です。

入室時間は治療開始の30分前となります。

曜日の透析治療時間

月・水・金 曜日の透析治療時間

曜日の透析治療時間

火・木・土 曜日の透析治療時間

オーバーナイト透析について OVERNIGHT

オーバーナイト透析とは

夜間の就寝時間を利用して行う透析治療です。透析時間は長いほど死亡のリスクが低くなるとされています。透析時間を長くすることで、1時間あたりの水を抜く量が減り、より体に負担の少ない透析治療を行う事が可能となります。
透析時間を長くするということは、拘束時間が増えることになりますが、就寝時間に透析を行うことで、日中の時間を有効に使いたい方や仕事で忙しい方に適した治療方法です。

オーバーナイト透析とは?

MERIT

オーバーナイト透析の
メリット

夜間の睡眠中に透析を行えるため、フルタイムの勤務や学校への通学、日中時間の確保が可能です。夕方の時間を有効に使うことができ、一旦帰宅し、食事・入浴等を済ませてから透析が行えることもメリットの一つです。

十分な透析時間が確保できるため、体への負担も軽減でき、血圧のコントロール等が良好となり、心機能などの負担が軽減できると報告されています。また合併症の改善や薬剤の服用量を減らすことが可能になるといった報告もあげられています。

オーバーナイト透析のスケジュール

オーバーナイト透析のスケジュール

オーバーナイト透析患者さんの一例です

みずほ台サンクリニックの
オーバーナイト透析

常駐スタッフ最大4名で安心

常駐スタッフ
最大4名で安心

夜間も透析専門のスタッフが常駐し、万全の体制を整えています。

透析中の機器モニターを定期的チェック

透析中の機器モニターを
定期的チェック

透析機器の動作を細かく確認し、安全性を確保します。

周りに気を使わず呼べる専用コール

周りに気を使わず呼べる
専用コール

就寝中の深夜であっても、周りの患者様ににも配慮したうえで、緊急時にもすぐに対応できる体制を整えています。

オーバーナイト透析を受けられる患者様
  • オーバーナイト透析開始年齢65歳以下で就労・就学されている方
  • 重篤な合併症(心疾患・脳血管疾患・閉塞性動脈硬化症等)がない方
  • 治療中の経過が安定している方
  • 透析中問題なく入眠のできる方
  • シャントに問題のない方(シャントトラブルの頻発・穿刺困難等)
  • 自己管理のできる方(体重管理・食事管理・シャント等)
  • 来院に際し、介助等を必要としない方
  • 定期検査の為、年に数回程度日中で来院できる方
  • 入退室時間を厳守できる方(22:00~22:30入室・5:30完全退室)
  • 体調不良時に連絡、日中に治療を変更できる方
  • 他の患者様やスタッフに迷惑行為がないことを厳守できる方
  • 騒音に関する苦情は受け付けないことを納得されている方
  • オーバーナイト透析導入移行期間として当クリニックで1か月程度、日中もしくは夜間で治療を行える方
  • 総じて医師スタッフの指示に従うことのできる方
人工透析・オーバーナイト透析
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オーバーナイト透析
担当医師のご紹介
SPECIALIST DOCTOR

オーバーナイト透析担当医師 板東大晃
お名前
板東 大晃(ばんどう ともあき)
略歴
  • 総合病院で全科研修
  • 都内クリニックで勤務
  • 専門クリニック開設
取得資格
  • テストステロン補充療法認定医
  • 日本抗加齢医学会認定専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
  • キレーション認定医
  • 厚労省認定オンライン診療研修修了
メッセージ
オーバーナイト透析の責任医師の板東大晃と申します。
当クリニックでは、透析患者様のニーズに合わせて、オーバーナイト透析を開始いたしました。患者様ができる限り普段の日常生活を送りながら透析が実施できるよう、安心安全を重視しながらオーバーナイト透析を提供いたします。
宜しくお願いいたします。

オーバーナイト透析
治療開始までの流れ
FLOW

STEP 01
ホームページ・お電話からお問い合わせ

人工透析治療を受けたい方、またはご相談がある方は、下記お問い合わせフォームもしくは、下記の透析直通電話までご連絡ください。

お電話でのご予約
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STEP 02
初診

医師の診察、検査や治療計画の説明を行います。

初診
STEP 03
検査

別途、下記の検査を行います。

  • 胸部レントゲン
  • 心電図
  • 心エコー(必要に応じて胸腹部CT)
検査
STEP 04
昼間もしくは夜間透析の開始

上記検査結果に問題がなければ、昼間の透析から受けていただきます。

昼間もしくは夜間透析の開始
STEP 05
早朝・夜間・オーバーナイト透析の開始

昼間・夜間の透析中に問題がなければ、早朝・夜間・オーバーナイト透析を開始いたします。

オーバーナイト透析は、昼間もしくは夜間で約1か月間治療経過観察後になります。

早朝・夜間・オーバーナイト透析の開始

よくあるご質問 Q&A

Q1 透析時間はなぜ週3回、1回4時間必要なのでしょうか?

健康な腎臓は常に働き、1分間に約1mlの尿を作ります。腎機能が全く失われた場合、週3回、1回4時間の透析で約7%の腎機能を代行できます。この程度でも日常生活は可能ですが、回数や時間を増やせば腎機能の代行効果が向上します。ただし、自由な時間が減るなどの課題があります。解決策として短時間頻回透析やオーバーナイト透析が考えられ、当クリニックで実施しております。

Q2 透析患者に危険な健康食品・医薬部外品はなんでしょうか?

塩分やカリウムが多い食品・飲料は控えましょう。内容量が不明なものも注意が必要です。また、脂溶性ビタミンやビタミンCの過剰摂取にも気を付ける必要があります。

Q3 オーバーナイト透析を受ける場合、何かあったときはどう対応していただけますか?

当クリニックでは、オーバーナイト透析中も最大4名のスタッフが常駐し、定期的に透析機器をモニタリングしています。また、緊急時には専用コールで即座にスタッフを呼ぶことが可能です。安心して治療を受けていただけるよう、万全のサポート体制を整えています。

Q4 オーバーナイト透析を希望する場合、どのような手続きが必要ですか?

初回診察時に担当医が治療適応の有無を確認します。その後、オーバーナイト透析のスケジュールや注意事項について詳しくご説明し、ご納得いただけましたら、昼間もしくは夜間で約1か月間治療経過観察後に開始となります。初めての方でも丁寧にご案内しますので、ご安心ください。

Q5 睡眠中に透析を受けると、朝の体調に影響がありますか?

オーバーナイト透析は、通常の透析と同様に患者様の体調に配慮しながら行います。治療中の血液モニタリングや体調チェックを徹底し、治療後もスムーズに日常生活を送れるようサポートします。治療に伴う不安や疑問がある場合は、事前にご相談ください。

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ご予約・お問い合わせ
フォーム
FORM

当クリニックの人工透析に関するご相談・お問い合わせは、下記の専用電話もしくはWebフォームからご連絡ください。
内容を確認しまして、後日透析担当スタッフから折り返しご連絡いたします。

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月 水 金 8:30 ~ 11:30/13:00 ~ 19:30
火 木 土 9:00 ~ 14:00

休診日 :
日曜・祝日

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電話番号必須
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個人情報保護方針

privacy policy

A.個人情報の利用目的

Ⅰ.医療提供

  • ●当院での医療サービスの提供
  • ●他の病院、診療所などの医療機関及び介護サービス事業者との連携
  • ●他の医療機関からの照会への回答
  • ●診察のための外部医師からの意見、助言を求める場合
  • ●個人情報保護を定めた委託契約に基づく、検体検査業務への委託その他の業務委託
  • ●ご家族等への病状説明
  • ●その他、患者さんへの医療提供に必要な利用

Ⅱ.診療費請求のための事務

  • ●当院での医療、介護、労災、公費負担医療に関する事務、及びその委託
  • ●審査支払機関へのレセプトの提出
  • ●審査支払機関又は保険者からの照会への回答
  • ●公費負担医療に関する行政機関等へのレセプトの提出、照会への回答
  • ●その他、医療、介護、労災保険、及び包皮負担医療に関する診療費請求のための利用

Ⅲ.当院の管理運営業務

  • ●会計、経理
  • ●医療事故等の報告
  • ●当該患者さんの医療サービスの向上
  • ●その他、当院の管理運営業務に関する利用

Ⅳ.企業等から委託を受けて行う健康診断における、企業等へのその結果の通知

Ⅴ.医師賠償責任保険等に係る、医療に関する専門団体、保険会社等への相談又は届出等

Ⅵ.医療、介護サービスや業務の維持、改善のための基礎資料

Ⅶ.当院内において行われる医療実習への協力等

Ⅷ.医療の質の向上を目的とした当院内での症状研究

Ⅸ.外部監査機関への情報提供

B.同意できない場合の事前申し出

  • ●上記利用日的において、同意しがたい場合があればその旨を事前にお申し出下さい
  • ●お申し出のない場合は、同意を得たものとして取り扱わせていただきます

C.保険会社等への対応

  • ●生命保険、傷害保険、自動車保険で保険会社から、診療報酬の請求に必要な場合を除き病状調査、及び診断書の作成以来がある場合には、本人又はご家族の同意書のない場合は一切お断りをしております。
  • ●自動車保険において、保険会社などがご本人に代わり一括支払をする場合に診療報酬明細書及びそれに付随する診断書の交付につきましては、事前のお申し出のない限りご本人に同意を得たものとし、当院より直接保険会社などに交付いたします。

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049-255-3929 Web予約24時間受付中!
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オンラインHDF(血液濾過透析)とは?

 

 

血液透析療法と血液濾過療法の長所を組み合わせた治療です。通常の血液透析療法に加え、血液回路を介し浄化された透析液(ウルトラピュア)を直接血液中に補液し、β2ーミクログロブリン、サイトカイン、補体因子等の分子量の大きい物質の除去に優れています。

オンラインHDF(血液濾過透析)に期待される効果

 

・透析アシドーシスに伴う関節痛の改善
・皮膚搔痒感の改善

・不眠、イライラの改善

・食欲不振、栄養障害の改善

・低血圧等の透析困難症の改善

・レストレスレッグ症候群(ムズムズ)の改善

 

以上のように透析における長期合併症の進行が抑えられる事により、QOLの向上生命予後の改善が期待されます。

ABI検査とは?

 

ABI検査とは、動脈硬化の進行程度を数値化して表したものです。 この検査により、動脈硬化の程度、早期血管障害を確認できます。 ABI検査では、血管の内腔が狭くなる「アテローム動脈硬化」の進行程度や動脈血管の狭窄や 閉塞等が推定できます。又、大体の血管年齢が分かります。

SPP検査とは?

 

SPP検査とは、皮膚レベルの微小環境の指標、つまり毛細血管に血流がどの程度あるかを調べる検査です。毛細血管を調べることができるという点がABI検査と異なります。

 

SPP検査では、動脈硬化が進行すると(抹消動脈疾患*により)、足の冷感・しびれ・皮膚の青白さ間欠性破行(少し歩くと足が痛み歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになる)・安静時も足が痛む・皮膚の潰瘍、壊死等の症状が現れます。そのような方への有益な検査です。

*抹消動脈疾患(PAD):足の動脈が狭くなったり詰まったりした結果、血流の流れが悪くなった状態を言います。 リスクファクターとしては、 糖尿病、喫煙、高血圧、高脂血症、高齢者(アテローム動脈硬化)、肥満、運動不足、慢性腎不全等が知られてます。

 

シャント造設術について

 

血液透析を行うには、まずシャントが必要になります。シャントとは、静脈を動脈に縫い合わせて繋ぐことにより、動脈血を直接静脈に流す手術です。

 

 

症例:シャント血管の狭窄があり、血管造影検査を施行

シャント血管上の狭窄が確認され、シャントPTA治療にて拡張された造影写真

 

経皮的血管形成術(PTA)について

 

PTAとは、シャント血管の狭くなったり、詰まったりした部分に、バルーンカテーテル(カテーテルの先端に小さな風船がついたもの)を使って内側から圧力をかけ、拡張を行う治療のことです。

 

シャント造影検査を行い、狭窄が見つかった場合に行います。PTAを施行することによって、現在使用しているシャントを長持ちさせることができます。

 

シャント血管は、流速の早い大量の血液が長期に流れることによる血管壁の障害や、日々の透析での穿刺・止血の繰り返しにより、狭くなったりつまったりします。

 

当院は、可能な限り今あるシャントを長期間使用する方針で、日頃から透析室のスタッフがシャント音や静脈圧を見ています。定期的にシャントエコーまたはシャント造影による狭窄の確認も行っており、閉塞する前に効果的にPTA治療を行うことができます。